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驚きの明治工藝

その他

東京芸大で開催中の『驚きの明治工藝』展に行ってきました。

「驚きの明治工藝」展公式サイト

明治に多く作られた、写実的な表現を集めたもので、当時は海外輸出のためでもあったようです。

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この龍は3メートルもあるのですが、関節部が細かく動くのです。『自在置物』といわれるもので、甲冑職人が明治になり仕事を失うわけにはいかないので、その技術を投じたということです。

龍以外には蛇とか、

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 伊勢海老とか

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関節部を生かせそうなものが、モチーフに選ばれています。

とにかくリアルなのがすごいのに加え、私としては、モチーフの面白さに感動しました。

自在置物以外では牛の角で作った塩鮭とか、なんでこれが選ばれたのか不思議です。

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それから精巧なシジミの根付も笑っちゃいます。

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私は普通の美術展って、作者の名前で見てしまうことがあって、見方としてちょっと違うな、と思いながらも、先入観を消せないことがあります。今回みたいな表現は、純粋に技巧のすごさに感動できて、見ていて気持ちよかったです。

そういや、20年ほど前にベネチアに行ったとき、ほとんどのベネチアングラスの店が同じようなものを売っている中、一軒だけリアルな表現や変わったモチーフを扱っている店があったことを思い出しました。高くて手が出なかったんですけど、今考えれば、買っておけば良かったです。