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The New Takeuchi Journal Plus+

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42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」

【オススメの本】
42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」 (角川oneテーマ21) [新書] NHKスペシャル取材班 (著)

昨年のオリンピック前にNHKで放送された「ミラクルボディー」というアスリートの肉体を科学的に分析する番組をご覧になった人も多いのではないかと思います。

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体操の内村航平、陸上短距離のウサイン・ボルト、そして、ケニア、エチオピアのマラソンランナーをとりあげていて、この本は最後のマラソンについて、番組の内容をさらに掘り下げたものになります。

マラソンの能力が優れた選手は、なぜあんなに速く走れるのか?それは最大酸素摂取量、乳酸閾値、ランニングエコノミーの3つが優れているからです。・・って何のことかわからないですよね。

簡単に言うと【厳密には違うかもしれませんが】、酸素を全身にいきわたらせる強い心肺能力、疲労の溜まりにくさ、効率の良いフォームが優れているということになると思います。

この本では、東アフリカの選手がなぜ上記の能力を持ち合わせているのか、さらにその中でもトップの選手はどこが違うのかということが、科学的な裏付けを持って書かれていて、この数年でマラソンの世界記録がどんどん更新されている理由が分かってくるのが、興味深いです。

『皇帝』と呼ばれ、マラソン界に君臨したゲブレシラシエ(エチオピア)とその皇帝をして「最新モデルの車」と言わしめ世界記録を樹立したマカウ(ケニア)の走りはどこが違うのか?

なんとマカウは「私にとっての疲労は頭で計算することからくるものです。肉体的な疲労ではありません」【P85】なんてことを言っているのです。疲れない人間なんているのでしょうか?ジョジョにでてくる究極生物じゃないんだから・・私なんてだいたい疲れてますよ(←ダメ人間)。

そんな不思議や疑問に対しての答えが詰まっているのがこの本です。私は読み終わった後も何度もめくりなおしています。それにしても人間の体って不思議ですね~。まさにミラクルボディーです。