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冬の燕岳に行ってきた

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無事、燕岳から帰ってこられたので、記録の意味も含めて書いておこう。穂高駅に着くと西友で買い物。それからタクシーで宮城ゲートまでいく。ここから12キロ歩くと登山口に着く。ただ、今日は山小屋まで行くと時間が足りないので中房温泉という冬季は登山客だけ泊めている秘湯に宿泊することになる。


天気は上々、もっとも明日からは悪くなることが確実なので浮かれてはいられない。podcastを聴きながら軽快に進んで行く。暑いのでフリースくらいで十分。ところどころ凍結しているが雪はほとんどない。途中のスノーシェッドで昼飯を食べようとしたら、近くの工事現場の事務所の人が「中で食べます?」と言ってくれたので、ありがたくストーブの炊かれた室内でカップラーメンを食べる。ここから最後まで、すべての食事は暖かい室内でとることができた。まったくありがたい。


工事現場をあとに5キロほど進むと中房温泉到着。まだ、1時半・・。部屋は3人相部屋だった。広いので楽々。コタツに入ってテレビでリンカーンとかを見る。ヒマなので温泉に1時間半くらい浸かる。夕ご飯を食べると、眠くなってしまったので8時に寝てしまう。


翌日、朝7時に登山開始。さすがに雪があったがアイゼンを付けるタイミングが良く分からなかったので、そのまま進んで行く。天気は快晴なのだが、午後からは100%崩れる。先週、宮崎マラソン大会を晴れさせた自分でもこれは無理。気温は高いので、どうしても汗をかいてしまう。


合戦小屋までくると、雪は1メートル近いのでアイゼンをつけた。あとピッケルも持った。うん、これで冬山だ。時間は10時半過ぎくらいだったかな。この調子なら午前中に山小屋につける。山の向こう側からはすごい勢いで不吉な雲が流れてくる。


稜線に出ると風がものすごく強い。気を抜くと飛ばされそうだ。快晴だった空は、みるみる悪くなってきて雪が混じってくる。吹き上げてくる風によって巻き上げられた粉雪が顔に当たる。山小屋は見えているので視界はまだまだある。赤い旗を頼りに慎重に歩を進める。2500メートルを超えるとさすがに空気が冷たい。でも運動しているので寒くはない。


11時半くらいに、無事到着。そのころには軽い吹雪になっていた。燕岳もみえない。ほかの北アルプスの山はもちろん見えない。というわけで、登頂はやめて山小屋でくつろぐことにした。衛星放送が映るからテレビも見えてしまうのだ。すごいねぇ。結局、コタツでダラダラと本を読んだりしてすごした。夕食はおいしかったなぁ。


さて、天気は悪化するばかり。明日帰れるかどうか怪しくなってきた。同じく明日帰る予定の人がいたので、天気がいまいちだったら一緒に降りる約束をする。心強いなぁ。外は猛烈な吹雪、夜の山小屋は吹雪に時々揺らされて夜が更けていくのだった。


次の日、朝見ると吹雪はひと段落していた。視界もそんな悪くない。うん、これなら帰れる。8時過ぎ、昨日の人と一緒に降りて行く。その前に一パーティ降りていたのでトレースははっきりしていたが、和カンを持っていなかったので時々沈む。でもけっこう楽しい。


合戦小屋まで降りてしまうとあとは楽勝。11時くらいに登山口まで降りてこられた。帰りは12キロの歩きが実にかったるかったが、一緒に降りた人が穂高まで乗っけていってくれたので3000円得したことになる。実にラッキーだった。二人だったので退屈しなかったのも良かった。というわけで、私の冬山登山は、何事もなく終わっていったのだった。いろんな道具を試せてよかった。これからもっと使う機会があるはずだ。