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The New Takeuchi Journal Plus+

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「マッスル坂井自主興行」

プロ格

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会社を強引に脱出して行ってきたのは、新木場1stリング。事前の予告どおり、鶴見亜門自主興行が開催されている中、お客さんが入場して行く。客入れBGMならぬ客入れプロレスだ。この時点で、相当おもしろい。5時から興行をやっていた体(てい)で戦っているわけだ。言うのもいやだけど言ってしまおう。お客さんは7時に試合をはじめたのを知っているんだけど、その上で楽しんでいるわけだ。さて、これを八百長というのか?5時からはじめるといっていたのにやっていないとか、ノーピープルマッチという話はどうだったのかという疑問を挟むのか?あーもういやだいやだ。世の中がスポーツばかりでいやになってしまう。


さて、なんでこんな話を書くかというと、こないだK-1マックスのことを書いたときに、コメントにK-1ルールのリンクを貼り付けてくれた真面目な人がいたからだ。ホント勘弁してほしい。深夜2時過ぎにそんなことやってるヒマがあったら、おとなしく寝ていてほしい。なぜなら、コメントが記入されると私の携帯にメールが来てしまって目が覚めてしまうからだ。あまりにありがたいコメントだったんで、とりあえず削除しておいた。たまにそういう人がいるんだけど、たいてい「通りすがり」とかの名前で書き捨てなんで困ってしまう。そういう、自分が不快になるコメントは、これからも容赦なく削除しようと思っている。


この際だから、私の鑑賞スタンスを書いておきたい。なんに関してでもそうなのだが、おもしろさが最優先で1番を決めるレースにはまったく興味なし。そのうえで今後につながる問題提起があればいうことなし。もう少し具体的に書くと「人類最強」とかのフレーズには興奮を煽る装置としてのおもしろさを感じているが、実際に最強かどうかは、まったく興味ない。むしろ、そのうえで「最強って?」と問いかけてくると満点なのだ。


マッスルの良いところは、おもしろさを加速させるギミックが効果的だからだ。逆にハッスルのギミックには全然乗れなかったりするので、このあたりは私の趣味の問題が関係あると思う。テレビ放送などもあったのでハッスルは、プロレスを知らない人向けに発信している部分もあり、プロレスファンの私はイマイチ乗れないのだと思う。


それを踏まえていうと、今回のマッスルはかなりプロレスに踏み込んでいっていた。再三繰り返される海賊男の乱入。安全な格闘技ルール、「ザ・インサイダー」とかミスター高橋の登場とかね。ところがマッスルはお笑いの要素が強くなってしまって、お客さんもあまりプロレスのことに詳しくない人が増えている。「ザ・インサイダー」のくだりなんて、自分は大爆笑だったのだが、意外に伝わってないと思った。


ところが、マッスル坂井の天才性を感じたのが最後のミスター高橋との大喜利の部分だ。
(以下スポナビより)

高橋は「読売巨人軍が球団名を変更しました。何?」という問いに「アンドレザジャイアンツ」。「妖怪ぬりかべの弟の名前を教えてください」という問いに「セメントボーイ」。「アホアホ道場破りが間違って破ってしまったものは」という問いに「ケッヘイ」と答えて客席を爆笑させると、答えの意味がまるで分かっていない坂井を腕固めでギブアップさせてプロレスでも勝利。しかし、次の瞬間、またも現れた海賊男にら致されてしまい、「やめろ、高木!」の言葉を残してどこかへ去っていった。

つまり、答えの意味がまるで分かっていない坂井というのは、お客さんの一部でもあるわけだ。で、ミスター高橋や亜門はお客さんの一部のプロレスファンという位置づけだ。こういう部分が、さっき書いた問題提起というところだ。これがあるからマッスルという興行は素晴らしいと絶賛できる。逆に大半のプロレスの興行は、これがないわけだ。それでもたまに丸藤vsKENTAとかすさまじい問題提起があるから見に行ってしまう。丸藤vsKENTAなんて、肉体だけでメッセージが伝わるんだからもっとすごいかもしれない。


というわけで、まったく試合について触れられなかったので詳細は以下のリンクで。バッファロー吾郎とかもでてきたぞ。次回のマッスルは後楽園ホールで1月3日。お金がなかったので浦川さんに借りて、なんとか前売りチケットを買うことができた。本当に助かりました。ありがとうございます。
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