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東京JAZZ 2008

スライ・ストーン初来日ということで東京国際フォーラムにいってきた。すっかり最近の私は、まったく「NO MUSIC, NO LIFE」ではなくなってしまい、プロレスっぽく音楽を楽しむという自分なりのスタイルになってしまった。だから、いい演奏が聴ければ満足というわけではなかったりする。背後に物語とファンタジーがうごめいていないと燃えないし、萌えないのだ。


そんな私に今回のスライ・ストーンは、格好のエサ。伝説のミュージシャンで、去年くらいから活動を再開するも変人ぶりは健在。ライブが中止になったりしている。比較するのはおかしいが、イノキゲノムとかそんな感じだ。プロレスとちがって音楽はタチが悪い。プロレスの場合、体力の衰えは隠しようもないが、音楽はあまり衰えが見られないケースもある。だから、老人が若者を喰ってしまうこともある。


どこかでそんな奇跡も起きないものかと思っているフシもあったのだが、なんせスライはハードルが低い。普通は、すばらしい演奏>良い演奏>普通の演奏>悪い演奏 くらいの評価軸なのだが、ここに続くのが・・ >演奏できる>演奏する>ステージに登場する>来日する のようなレベルの低い評価軸。ちなみに本日は結論から言うと「演奏する」というレベル。おしくも「演奏できる」というレベルには届かなかった。


客もわたしのようにぬるいもので「出てきてよかった」と安心している始末。ちょっと、リアルジャパンの佐山タイガー的な存在だった。佐山も時々ソバットとかでギラリと光るときがあるが、スライも時々ちゃんと声が出たりキーボードを弾いたりするからびっくりする。このへんを意図的にやっていれば天才なのだが、そのへんは残念ながら、ちょっとボケちゃってるということだろう。


東京国際フォーラムは、大変座りやすい席で、わたしにとって前座扱いのロベン・フォードのときは心地よく眠ったりした。一緒に行った大庭に「音楽に対する新たな感情表現」などと大いばりで言っていたりするのだから自分もタチが悪い。これが「成長するってこと」・・たしか国際フォーラムのこけらおとしだったスプリングスティーンの曲に引っかかったので、これにておしまい。