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The New Takeuchi Journal Plus+

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チームプレー

野球

星野JAPANが初勝利。野球は実力差が多少あっても負けることはあるのでまったく気が抜けない。高校野球を見てもらえればわかるが、実力ナンバーワンの学校が夏の甲子園(この夏、1回も負けなかった学校を決める選手権)で優勝することなんてほとんどない。去年の佐賀北みたいな万馬券ケースだってざらにある。今年の夏の甲子園は、序盤で実力校同士がつぶしあう展開で、どうなることかと思ったが、結果的には強い学校がベスト8に残る結果になった。


でも、今年みたいなケースはまれで、そのことが逆に野球という競技において「常勝」がいかに難しいかということを示している。自分としては、ピッチャーという存在が野球においてはあまりに大きいからこういうことになると考えている。基本的にはサシの勝負なのだが、実は1人vs9人という図式でバッターを抑え込んでいかなければならない。でも、しょぼいピッチャーでも27人の打者が打ち損じれば試合が終わるという個人競技的要素があるから、野球はおもしろい。


では、サッカーはどうかといえば、これも高校サッカーを例にとると、だいたい下馬評どおりの結果になることが多い。ノーマークの学校が優勝するなんてほとんどない。これについて自分は、野球よりチーム競技だからこういう結果になるのだと思っている。一人ではどうにもならない競技なので、逆に一人の出来のよしあしで左右されない。だから、実力が反映することが多いのだろう。


なにを言いたいのかというと、サッカーの五輪代表は愚か者ぞろいなのでどうしようもないということだ。


http://beijing.yahoo.co.jp/news/detail/20080814-00000020-spn-spo

最終戦で指揮官と選手の間に“溝”もできてしまった。試合前に反町監督から「オランダはうまいから前からボールを取りにいかなくていい」との指示が出たが、選手は無視。本田圭は「オレの考えは違った。何人かの選手に“前からいって相手を圧倒しよう”と話したら、賛同してもらった」と証言した。試合後は森本がサポーターにあいさつするチームに加わらずに足早にロッカーに引き揚げるなど、後味の悪い最終戦となった。


と後味が悪いというか、読むたびに頭の悪さに腹が立つ。チーム競技において考え方がちがう人間がチーム内にいて勝てるわけがない。よほどの実力差があればちがうだろうが(たまにブラジルはこんな感じでも勝ってしまうことがある)、オランダはそもそも格上だ。基本的に自分は監督の指示を無視する選手が悪いと思っているのだが、そういう選手を招集し、先発させてしまっている監督の弱さにも非はある。


いくつも文句はあるのだが、日本代表としての意識が非常に希薄なところが気になる。柔道の選手なんかは日本を背負うところがあって、それはそれで重いなぁと思ったりしてしまうのだが、彼らは代表選考の過程で目に見えるかたちでライバルを蹴落としていっているから、その分までがんばらなければならないという意識が強いのだと思う。サッカーの人にしてみれば、ワールドカップやらチャンピオンズリーグやら目標がたくさんあるから良いと思うが、大半のスポーツ選手にとってはオリンピックは夢の舞台なのだ。


金メダルを取る選手は口々に、支えてくれた人への感謝の言葉を述べる。自分はその言葉を聞くたびに想像を絶する努力の跡を感じる。感謝というかたちをとっているが、おそらくうまくいかずにあたってしまったりとか、そういうことに対しての謝罪の意味が透けて見えて、それが報われたことに対して、本当にホッとする。。


オグシオが負けたときに潮田が第一声で「ゴメンね」と小椋に声をかけたのだが、自分は少しウルッときた。試合中、潮田はガチガチの小椋をリラックスさせようと一人笑顔でふるまってたのだ。そういう思いやりみたいなものがチームプレーで、その根幹にはお互いの敬意と自分ひとりではどうにもならないという謙虚さがある。


そもそもサッカーにおいて本田のいう「オレの考え」なんてものは存在してはいけないのだ。目的への最短ルートは全員が共有しているべきもので個人が持つものではない。強い選手、強いチームほど、身の程を知っている気がしてならない。森本も本田も若くして、海外に出ているけれど、それだけで満足しているからダメなのだと思う。


で、星野JAPANについては、いずれ書けばいいや。自分は怪我人ばかりだから、いい結果が出ると思っている。少なくとも一人で勝てると思っている選手はいない。