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「ゴンゾウ」

調子が悪かったので、午前中で早退してきて家で録画してあったドラマなんかを見ていた。去年の大河ドラマ風林火山」で主役を張っていた内野聖陽主演の「ゴンゾウ」というドラマがめちゃくちゃ良かった。内容はものすごくヘビー。といっても、DVとかアラフォーとかわかりやすいキーワードがあるわけでなく、登場人物が皆それぞれに痛みを抱えているところが、本当っぽくてよい。


主人公の黒木は、まだ理由はわからないけどエリート刑事から備品係に異動させられてるし、打たれた鶴(本仮屋ユイカ )は、優秀な一家の中で自分を落ちこぼれだと思っている。2話目のエピソードで痛ましかったのが日比野(高橋一生)が無実(だと思う)の元麻薬中毒者を犯人と疑って、捜査に入って別のベテラン刑事(綿引勝彦)が刺されてしまうところ。 連鎖する痛みが見ている自分にも伝わってきた。


ときどき台詞にシュートなところが見受けられて、「人情刑事ドラマの見すぎじゃないですか?」(筒井道隆)とか「下手な演技は見たくないわ」(大塚寧々)とかは、脚本家のユーモアでもありガチンコなところでもあると思う。最近のドラマは、一話完結ものが多くなっている。おそらく途中から見る視聴者のことも考えてのことだと思う。このドラマに関しては、その辺の配慮はいっさいナシ。次回は第4回だが、残念ながらこの回から見はじめた人は、そんなに楽しめないと思う。そういった部分も含めて、最近のドラマに対するカウンターパンチになっているところが、自分の中での高評価につながっている。


ストーリーも大変魅力的なので、ぜひ見てほしいのだけれど、それ以上に捜査本部の会議の様子とか、拳銃を受け取るシーンとかの細かい描写がマニアックでおもしろい。今のところ視聴率は10%を常に越えているので、この調子でいってくれればいいのだが、私の見るドラマは、人気が出ないことが多いので心配である。