The New Takeuchi Journal Plus+

On The Web Worldwide Since 2001.01.01

「ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!」

f:id:mihamaku:20150130233642j:plain
なにも言う必要はない。あえて言うなら「必見」の一言。


でも、いろいろしゃべりたくなってしまうのがこの映画の魅力。大勢で見に行って好きなシーンをあげたりすると最高に楽しめると思う。自分は銃器を全身に身に着けて馬に乗ってるシーンかな。銃器に弾を装填しているシーンの撮り方も超かっこいい。スーパーマーケットのシーンもすごいし、最後にスーパーの店長と戦うところも最高だ。


映画を見に行って、何を期待するのか?そう聞かれたら自分は「おもしろさ」と答える。いろいろな「おもしろさ」があるけど、どんなものでもいい。この映画には、いろいろなおもしろさがあって、しかもダサかっこいいんじゃなくて、本当にかっこいいのだ。ただし、いろんなものを通過した上でのかっこよさだ。今、「ダーティ・ハリー」がつくられてもダサいと思うだろう。そうじゃなくて、「ダーティ・ハリー」を踏まえたうえでのモダンなかっこよさなのだ。映画館を出た直後の人(特に男の人)は、主演のサイモン・ペッグになりきっている。自分だってそうだ。映画館を出て、いきなりサングラスかけたもの。


いろいろな映画に対するオマージュはちりばめられているのだけれど、そんなの知らなくたってぜんぜん楽しめる。この映画を楽しめない人は不幸だし、自分は仲良くする自信がないし、もっと言えば仲良くする気が起きない。自分は、小学生だったとしても楽しめるし、60過ぎでも楽しめると思う。ちょっとグロいとこはあるけど。ガラガラだった「インディ・ジョーンズ」と比べると小劇場単館上映とはいえ、この映画は満員だった。金券ショップにも『チケット売り切れ』ってなってるんだぜ。今時すごいと思う。


あと、音楽のセンスが最高。これは絶対自分と同世代だ。そう思って調べてみたら、ひとつ年上。そうだよなぁ。めちゃくちゃわかるわ。私と同じくらいの世代は、UKインディロックと再発盤を平行して聞いてきた世代なのだ。だから、キンクススーパーグラスを一緒に聞きたくなる。あとはムーブとかアーサー・ブラウンとか60年代UKサイケを学生のころに聞きまくっていたのだ。少なくとも自分と監督のエドガー・ライトはね。音楽に関しては、そんなわけでちょっとひいきしてしまう。


2時間を無駄に過ごしたくないと思う人は、この映画をすぐにでも見るべき。そして、帰りにはヨドバシカメラあたりでモデルガンを手にとって「買おうかなぁ」とか思ったりするんだけど、最終的には首をブルンブルン左右に振って、なにも買わずに現実に戻って行くのだ。でも、見終わったあとの自分は、見る前の自分ではない。


最後に一言だけ言いたい。『必見!』