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「Surf's Up」と「海辺のカフカ」そして郷ひろみ

ようやく「海辺のカフカ」上巻を読み終わった。決して読むのが遅いわけではないのだが、やはり一日にできる作業量には限度がある。ブログも書かなきゃいけないし、「どうぶつの森」の水やりも欠かすわけにはいかない。プロレスサイトから最新情報を仕入れないといけないし、そのうえ一人暮らしなんで炊事洗濯もおろそかにはできない。ときには音楽も聴かなきゃいけないし、運動不足解消に散歩だってしなきゃならない。


そんななかで読書もしなければいけないわけで、どうしてもいろいろ落ち着いた夜になってしまうことが多い。お酒を飲んでくることもあるし、今日のようにチビチビと一人長時間お酒をなめている日もあるので横になったら最後、思わぬ睡魔に襲われ、たいてい負けてしまう。だから、なかなか読み終わらないわけだ。


今日の昼休みに読み終わったんだけど、上巻の最後のほうで「海辺のカフカ」って曲の説明があった。歌詞とかも載っていた。自分はその部分を読んで、ははぁ、これはビーチボーイズの「Surf's up」という曲が下敷きなんじゃないか?と思った。ピアノではじまるイントロとかいろいろな楽器が絡んでくるところとか、なによりシュールなんだけど高潔な感じのする歌詞がものすごい似ている気がしたのだ。


家に帰って、ビーチボーイズのCDを探して聴いてみた。実家にはおそらくほとんどのアルバムがあるが、今の家に持ってきているのは「カリフォルニア・フィーリン」というブライアン自身が選んだベストアルバムだけしかない。このアルバムはEMIとブラザーというレーベルをまたがった編集になっているので大変重宝している。


久々に聴いたら本当に良くて聞き惚れてしまった。そのうち8時になってしまい「うたばん」がはじまった。テレビは見たいし音楽も聴きたい。先にも書いたが人間ができる作業量には限界がある。ただし、自分には知恵がある。テレビをミュートにして「うたばん」のトークがはじまるのを待った。こうすれば両方良いとこどりだ。


テレビでは山田優が歌を歌っている。でも聞こえるのはビーチボーイズの「Surf's up」。山田優の歌詞が字幕で流れるのだが、ものすごくストロングな歌詞で驚いた。そんな強く生きられるもんか・・。で、ステレオから流れるビーチボーイズは「傷ついても泣けないほど屈強な男がいるものか」とか歌っているわけだ。不思議な感じである。同じ人間が歌を歌っているのだから、山田優が歌っているように見えるかと思ったら、そう見えないのである。自分はなにを見て、なにを聴いているのだろうか。


そのあとの郷ひろみは最高に面白かった。とにかくサービス精神旺盛で、全然怒らない。金ピカのママチャリでスーパーに買い物に行かされて、エロ本とか買わされたりしても怒らないのである。はっきりいって、超カッコいいと思った。過剰に期待に応える男はカッコいい。良い意味で期待を裏切るっていうのはああいうのだね。本気で郷ひろみになりたいと思った。


CMのあいだ、ぼんやりビーチボーイズのCDの解説を読んでいたら、あ〜!解説書いているの村上春樹だ!かなりびっくりした。やっぱり、おれの「海辺のカフカ」=「Surf's Up」説は正しいのでは?同じように思った人がいるのでは?もしくはみんな知ってる定説なのでは?そう思ってネットで検索したところ、ひとりだけ日記の中でそのことに触れている人がいた。


奇しくも9月15日の日記・・2002年のほとんど同じ日にちで、しかも同じようなところまで読み進めている。なんか気味が悪いね。自分じゃない自分が書いたみたいな日記だった。その人の日記を続けて読んだら、自分の今後の運命がわかる・・とかだったら怖いね。なんか小説のプロットみたいになってきた。このへんでやめにして小説の続きを読もう。