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The New Takeuchi Journal Plus+

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WBCとIWGP

野球 プロ格

これは書かねばなるまい。WBCのことだ。まじめな人は眉をひそめるだろうが、ここまでの展開は自分にとっては最高である。韓国には逆転負け。それもイ・スンヨプにホームランを打たれて・・。アメリカには例の誤審問題で負けた。それではなにが最高なのか?


それはお互いの価値を食い合わない負けばかりだから最高なのだ。韓国戦では、自慢の先発はなんとか踏ん張り「投球数制限がなければ・・」というIFの世界を想像できた。アメリカ戦でも「あの判定がなければ・・」というIFの世界を容易に想像できる。このIFというのが非常に大事で、負けはしたものの選手のせいではなく、他のモノのせいにできてしまうので頭にくるものの本当に負けた気がしないわけである。それにまだ先に進める可能性は残っているというのも大きい。


実際は負けた2試合とも、もう少しチャンスをモノにしていれば勝てたわけだが、その部分にはあまり触れられない。実にプロレス的な展開である。アメリカ戦なんて審判に負けた感じがして、レフェリーの高速カウントに負けたみたいなものだ。そこで思い出したのが新日本プロレスの掲げたIWGP構想だ。

新日本プロレスの掲げる最高峰タイトル。「International Wrestling Grand Prix」の略。

元々の構想では新日本プロレスの独自タイトルではなく、乱立するチャンピオンベルトを統合し、真の世界一を決めることを目的にアントニオ猪木新間寿と共に提唱した大会名であった。第一回大会は世界各地域のチャンピオンを招聘して1983年に開催された。

しかし、第一回優勝決定戦では猪木はハルク・ホーガンに場外失神KO負け。第二回優勝戦は長州力の乱入によるアントニオ猪木リングアウト勝ちという不透明な決着に怒ったファンが蔵前国技館で暴動を起こすなど混乱を呼び、「呪われたIWGP」との陰口も聞かれた。

1987年の第五回を最後にタイトル化。その後新日本プロレスの看板タイトルとして定着した。

ね、どうです?そっくりだと思いません?もちろん、今回のWBCはガチンコの試合なんで、プロレスと一緒にしてはいけないんだけど、遺恨の残り方とかが、たまらなくプロレステイストをかもしだしている。


例の審判はメジャーを以前に追放された人で、ロッテのボビー監督いわく「彼はメジャーのときから知っている。あだ名は『ボーク・ボブ・デービッドソン』。自分が目立つために、他の審判よりもボークを宣告することで有名だったんだ」。ホントかよ。シナリオライターでも思いつかないような、すごい展開である。まさにゴッドアングル発動といってよい。


ここまできたら、2次リーグで韓国に勝って、決勝トーナメントでアメリカを倒す。こうなったら、すごいカタルシスだろうね。すごく気持ちよくなる液体が脳の中を駆け巡りそうだ。悔しい試合が続いているが、これはすべて勝利の味を格別のものにするためのものだと考えよう。矛盾した言い方だが「勝つために負ける」のだ。