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The New Takeuchi Journal Plus+

On The Web Worldwide Since 2001.01.01

読書

ロスト・ワールド

NHKスペシャルでギアナ高地のことを特集していた。コナン・ドイルの「ロスト・ワールド」の舞台である。ぼくはほとんど海外に興味はないのだが、ギアナ高地は別である。小説では隔絶されたテーブルマウンテンの上に太古の自然が残されていて、そこに恐竜がい…

広告の迷走

「広告の迷走」という本を読み終わった。メッセージを要約すると『これからの企業は自己をブランド化する必要がある。そのためには熱い情熱を広告を通して語りかけなければならない』といったところで自分はいたく感動した。なんかビジネスというのは冷たい…

惰性

毎月、ロッキング・オンを惰性で買っているのだが、正直いって読みたい記事は少ない。ぼくはもはや意欲的なリスナーではないので新しくバンドを発掘しようとか、先物買いをしてみたいとは思わなくなっているのである。今月はオリジナルパンク特集だったが、…

クロマティ高校

「クロマティ高校」4巻が発売されたのでさっそく購入した。初回限定フレディバンダナ付きである。発売日にマンガを買うのは小学校のとき「キン肉マン」13巻以来である。子供の頃は発売日にみんなで同じマンガを買っていた。今考えると回し読みするという発想…

考えるヒット5

近田春夫の「考えるヒット5」を読んだ。最初に読んだときの感動はないのだけれど、ハッとさせられる部分も多くおもしろいことに変わりはない。最初に読んだときの感動は「こんな考え方もあるのか」という手法についての感動があったが、今はその地点を通り…

目的を持って本屋

目的を持って本屋に行くといかに探しづらいかが分かる。たとえば、先月出た本は新刊と呼べるのかどうか、作家の書いたエッセイは随筆にあるのか日本文学にあるのか。タレント本と音楽の本のちがいはなんなのか?独自の基準が明確でないからわかりづらい。ネ…

総特集 白州次郎

本屋にいったら「総特集 白州次郎」という本が売られていたので迷わず購入した。今年は白州生誕100年らしく再評価されるかもしれない。もとはといえば白州正子のダンナで大金持ちという知識しかなかったのだが、そのあと評伝や著書を読んでいくうちに、「こ…

教科書

山田詠美の「ぼくは勉強ができない」が教科書に載るはずだったが、検定でケチが付いたのでダメになった。表現が「適切でない」とか「差別的」だとかいうのが理由らしい。こんな基準で作品を選んでるんだから教科書がおもしろいわけがない。長編小説は寸断さ…

スポーツクラブで筋トレ

スポーツクラブで筋トレ。筋力測定をしたので疲れた。最近運動づいているせいかジーパンのはき心地が変わってきた。少しももがきつくなって、ウエストがゆるくなった。良い傾向な気がする。電車の中で「行人」を読んでいたのだが、序盤にでてくる三沢という…

行人

最近のぼくは人知れず行き詰まっているのだ。誰も気づいてくれないので自分で言ってしまおう。手元に漱石の「行人」がある。『何をどうしても、それが目的(エンド)にならないばかりでなく、方便(ミーンズ)にもならないと思うからです。ただ不安なのです。…

笑った日

仕事中、「世界征服をたくらんでる人ってほんとにいるんですかねぇ」とバイトに問われた自分はおもしろさのあまりけいれんする腹筋を抑えるため前のめりになった。笑い声を抑えるのはさらに困難で、声にならない音が切れ切れに口から発せられた。こんなおも…

もーれつア太郎

古本で「もーれつア太郎」を買った。初期「天才バカボン」のような暖かさがあるから読後感がいい。だいたいでてくる人物が善人で、悪いやつはひどい目にあう。とくにア太郎は本当に善人である。人物を造形する際には、いかにも本当の人間らしく善悪その他ひ…

白井喬二の記念碑

早朝、米子に着いた。店はほとんど閉まっていたが、ふらふらと歩くこと数十分。米子城址近くにある湊山公園に着いた。ここにはぼくの敬愛する白井喬二の記念碑がひっそりとある。あまりにひっそりとあるので案内図にもないし、人に聞いても分からない。しかたなく唯…

時代劇

時代劇が少し流行してきているらしい。「利家とまつ」も結構人気があるらしい。ぼくは時代劇がすごいのは、時代劇という舞台を設定したとたんに現代とスッパリ切り離されてしまう部分にあると思っている。見ている人の頭が時代劇モードに入ってしまうのであ…

冬の雨

冬の雨はやけに寒い。今日帰宅しようとしたら、真夜中の雨がおそってきて大変な寒さに身震いした。こんなに寒いのだから雪になってくれたらいいのに、そうはうまくいかないのが世の常。最近、川上弘美を読んでいるのだが、やわらかい文章でいいねぇ。実にな…

紙のプロレス

珍しく、というか初めて「紙のプロレス」を買った。いつもは立ち読みで済ませているのだけれど、今回は通勤時にひまだったので買ってみた。「週刊プロレス」や「ゴング」はプロレスをかなりたいそうなモノとして取りあげているのに対して、見たまんま正直に…

外套

通勤途中にゴーゴリの「外套」を読んでいたのだけれど、ロシアの小説というのはなにか、そこはかとなくユーモアが漂う。もしかしたら、社会風刺めいた内容が多いから皮肉ったり、からかっているうちにそういう文章になってしまうのかも知れない。もう一つ考…

白州正子

白州正子はかっこいい。かっこいい婆さんだ、と書こうと思ったが年齢や性別を超越してかっこいいので、冒頭のような書き方になった。どこがかっこいいのか著作を読めば一目瞭然なのだが、ぼくなりに考えてみると善し悪しの判断が自分でできているという部分…

どんどん買って失敗しないとだめ

ものすごく仕事がひまだったのでバイトばりに5時半で帰ってみた。バイトよりはやかったという説もある。なんかぬるくていやだな。前の仕事でも思ったんだけれど、あまりに楽だとぼくは不安を覚える。世の中が苛烈であることは分かっているのに自分だけ楽を…

高田vsミルコ戦

本屋で立ち読みをした。格闘技関係の雑誌を読破した。先日の高田vsミルコ戦の評価は大変厳しく、高田に対する罵言雑言が雑誌を占拠していた。ぼくの意見としては「プロレスも格闘技も結局スポーツじゃない」というところに落ち着く。本来スポーツというのは…

海でフリーマーケット

海でフリーマーケットが催されていたので足を運んだ。ビーチボーイズのCD4枚を500円、その他CD2枚を500円で購入した。本日の目玉はエレファントカシマシの単行本で定価2500円もして、オークションでも1000円は超えそうな代物なのだがなんと100円。577ペー…

Go!

驚いた。先週、映画の原作だと思って読んだ金城一紀の『GO』であるが、ぼくが興味をそそられた映画は『Go!』という別物であることが分かった。ややこしいのは『GO』が10月20日、『Go!』が10月6日公開ということで、ほとんど同名の映画がほとんど同じ時期に…

GO

金城一紀の『GO』という小説を昨日買って、もうすぐ読み終わりそうだ。おもしろいというか、次のページをどんどん開いていきたくなるタイプの小説で、ぼくはこのスピード感がかなり好きだ。窪塚洋介主演で映画になるらしい。ぼくが本を買ったのも、新聞の映…

近代的自我

仕事中、アルバイトさんに向かって、夏目漱石「行人」の“死ぬか、気が違うか、さもなきゃ宗教にはいるか”というフレーズをえらそうに説明していたところ、「夏目漱石は近代的自我を書いたって言いますけど、そもそも近代的自我ってなんですかね?」と聞かれ…

プリンシプルのない日本

白州次郎の「プリンシプルのない日本」という本を買いに行ったが、千葉では買えなかった。4軒の大きな本屋に行ったがどこにもない。当日の朝日の書評欄にあったのに。売り切れだったり(こんな近刊を品切れにするような本屋はレベルが低い)、入荷していな…

読書の本質

満員電車の中でも懸命に本を読もうとする人がいる。あっぱれ、向学心に敬服する。そんなわけがあるまい。はっきりいってしまえば自分のことしか考えていないのである。読書から何を学ぶかは人それぞれなのかも知れないが、本を読み他人の意見を吸収すること…

小林秀雄

仕事で新聞をペラペラめくっていたら、小林秀雄が「選りすぐりの古典を1000冊。それを3回読みなさい」と言っていたことが書かれていた。最近めっきり本を読まなくなったぼくは大いに感銘を受けて、どれだけ時間がかかるのか考えてみた。東スポも日経も読ま…

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

ランス・アームストロングの「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」を読んだ。ツール・ド・フランス二連覇中の選手が著した全米ベストセラーでガン発病とそれを克服し自転車レースに復帰するまで、また奇跡的に子供を授かるまでのことが記されている。ぼくは…

さよなら

エレファントカシマシを聴いていると、やたらと“さよなら”を連呼する。それに気付きぼくの頭に浮かんだのは田中英光の「さようなら」という小説だ。日本語の“さようなら”という言葉はあきらめに満ちていて冷たすぎ、それに耐えられない。そんなことが最初か…

リメイク

昔はやったマンガのリメイク、続編が盛んだ。ずいぶん前から「キン肉マン」は連載しているし、とうとう「北斗の拳」もはじまる。どうやら、「花の慶二」と「北斗の拳」を足して二で割ったもののようだ。こんな作品を評価できないのは、再結成したバンドに成…

南回帰線

ヘンリー・ミラーの「南回帰線」を読んでいたのだが、四分の一くらい読み進んだところで忙しくなってしまい先に進めない。今度途中から読み始めたとき、内容を忘れていると困るのでここに記しておこう。アホみたいに忙しい電信会社の雇用担当の“ぼく”は仕事…

言葉が通用する

小林信彦のエッセイを読んでいたら「言葉が通用する」という一節があって、文脈とは関係なしに、かなり引っかかった。するりと簡単に飲み込めてしまうものが「通用する言葉」だとする。それは反復学習による成果で、新鮮味はないし、なにより思考が不必要だ…

ほんまにオレはアホやろか

水木しげるの「ほんまにオレはアホやろか」を読む。昔図書館で借りて、好きだった本で、ブック・オフで100円だったので買ってきたものだ。再読し、ますます好きになった。戦争について、出征によって家族が離ればなれになるという残酷さ一点をとっても疑問を…

春琴抄

「春琴抄」の感想は難しい。自分としての切り口は見いだしているが、これまでの「春琴抄」論を読んでみたところ、あまりに自分の考え方との隔たりが大きく、まったく参考にならない。どうしてこうも犯人探しに夢中になれるのか。そんなことどうでもいいじゃ…

異端者の勝ち鬨 ~ 谷崎潤一郎「春琴抄」について ~

この小説は非常に攻撃的だ。家族制度や性のモラルに対する嫌味といって差し支えない。内なる敵を描き続けた谷崎の小説には珍しく、外側の敵が描かれている。それは「あれでこいさんはどんな顔をして佐助どんを口説くのだろう」と陰口をたたく奉公人達に代表…

右目が真っ赤

浦田家で目を覚ます。右目が真っ赤。痛い。ウサギ年ゆえの呪いか。それとも数日前、バイクに乗っていて目に異物が入ったことが原因か。本当に痛い。明日病院に行く予定。中坊公平の新書本を買う。朝日新聞に連載しているほうがおもしろい。でも、2時間で読み…

暗くなるのがとてもはやい

暗くなるのがとてもはやい。エレカシシングル「はじまりは今」(300円)、「夢のかけら」(400円)、「ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ」(50円)購入。中古のくせに高い気がした。ついでに福田和也の本(100円)を買う。「なぜ人を殺してはいけないか」とい…